ロシア、原爆忌に対日参戦正当化=「核ボタンは誰が」とベラルーシ 2025年08月06日 18時48分

ロシア外務省=モスクワ(EPA時事)
ロシア外務省=モスクワ(EPA時事)

 ロシア外務省は6日、SNSで声明を出し、米国による80年前の広島への原爆投下を「蛮行」と指摘し、「西側の歴史家らは今でも、日本に降伏を強いる必要があったと正当化を試みている」と批判した。原爆投下前、日本軍は既に消耗していたと主張し、日本の敗戦に決定的な役割を果たしたのは「ソ連の対日参戦だ」と正当化した。
 ウクライナ侵攻を続けるロシアは広島市の平和記念式典に参列しなかった。
 一方、ロシアの同盟国ベラルーシは出席した。ベラルーシ外務省はX(旧ツイッター)のロシア語版で「数十年が過ぎても世界は悲劇を記憶しているが、誰が(核の)ボタンを押したのか、ほとんど忘れ去られている」と主張した。 

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