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　【ブリュッセル時事】東欧のブルガリアとルーマニアが３１日、欧州の加盟国内の自由移動を認める「シェンゲン協定」に加わる。ただ、移民増加を懸念した一部加盟国の意向を受け、陸路で移動する際の国境での出入国審査は継続される。
　協定参加国は欧州連合（ＥＵ）加盟・非加盟を合わせて２９カ国となり、域内住民約４億５０００万人と海外からの旅行者らが自由に往来できるようになる。フォンデアライエン欧州委員長は３０日の声明で、「シェンゲン協定にとって歴史的な瞬間だ」と強調した。