馬前総統が訪中=中国の待遇焦点、習氏と会談か―台湾 2024年04月01日 18時22分

 【台北時事】台湾の馬英九前総統は1日、中国広東省深センに到着した。台湾で中国と距離を置く民進党の新政権が5月に発足するのを前に、対中関係を重視する最大野党・国民党の馬氏を習近平政権がどう待遇するかが焦点となる。訪中は11日までの予定で、台湾メディアによると8日に北京で習氏と会談する可能性がある。
 馬氏は昨春、総統経験者として1949年の中台分断後初めて訪中し、今回が2度目となる。出発前、空港で記者団の取材に応じた馬氏は、「両岸(中台)情勢が緊迫する中、平和を愛し戦争を避けたい台湾人の気持ちを伝えたい」と強調。今回の訪中を「平和の旅、友情の旅」と位置付けた。 

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