「月の標準時」策定を指示=米ホワイトハウスがNASAに―報道 2024年04月03日 10時05分

米航空宇宙局(NASA)の月面探査「アルテミス計画」の1号機となる無人宇宙船の打ち上げ準備が進む2022年11月16日、フロリダ州ケネディ宇宙センターの上空に昇った半月(AFP時事)
米航空宇宙局(NASA)の月面探査「アルテミス計画」の1号機となる無人宇宙船の打ち上げ準備が進む2022年11月16日、フロリダ州ケネディ宇宙センターの上空に昇った半月(AFP時事)

 【ワシントン時事】ロイター通信は2日、米ホワイトハウスが米航空宇宙局(NASA)に対し、月やその他の天体の標準時を策定するよう指示したと報じた。米中による月探査競争が激化する中、宇宙開発の主導権を握る狙いがあるとみられる。
 報道によると、ホワイトハウスの科学技術政策担当の責任者がNASAに対し、2026年末までに「月の標準時」の策定計画をまとめるよう指示した。標準時がなければ、地球や宇宙船とのデータ通信や月面の地図作成などで誤差が生じる可能性があるためだという。 

海外経済ニュース