年内利下げ予想を堅持=インフレ鈍化見通し変えず―米FRB議長 2024年04月04日 05時29分

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=3月22日、ワシントン(EPA時事)
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=3月22日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は3日、西部カリフォルニア州で講演し、経済動向が想定通りなら「今年のある時点で」利下げ開始が適切になるとの従来見通しを堅持した。
 FRBは3月の金融政策会合で、2024年内に政策金利を0.25%幅で3回引き下げるシナリオを維持した。しかし、米景気は底堅く、インフレ鈍化のペースが遅いことから、市場では年央とみている利下げ開始時期の予想がやや後退している。
 一方でパウエル氏は、インフレ率がFRBの目標とする2%へ下がっていくとの「全般的な見通しは大きく変わっていない」とも発言。利下げを判断する上で、経済指標を精査する「時間がある」と説明した。 

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