海底ケーブル切断で貨物船捜査=中国人乗り組み―台湾海保 2025年02月25日 18時14分

25日、台湾海巡署の船に包囲される貨物船「宏泰」(右)(同署提供・時事)
25日、台湾海巡署の船に包囲される貨物船「宏泰」(右)(同署提供・時事)

 【台北時事】台湾の海巡署(海上保安庁に相当)は25日、南部海域で同日未明に海底通信ケーブルの切断が起き、現場近くでいかりを下ろしていた貨物船「宏泰」を拿捕(だほ)して台南市の港で捜査を始めたと発表した。船はトーゴ船籍だが「中国資本が背後にある」とされ、船員8人は全員中国人だった。
 海巡署によると、25日午前3時ごろ、通信会社・中華電信から台南市の北西沖約11キロ付近でケーブルが断線したと通報があった。同署は現場海域に駆け付け、ケーブルから約900メートル離れた地点に停泊していた貨物船を拿捕した。船は22日から現場にとどまっていたという。 

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