台湾、中国軍の射撃訓練を非難=南部沖74キロ、「事前警告なし」 2025年02月26日 18時37分
【台北時事】台湾国防部(国防省)は26日、中国軍が台湾南部・高雄の沖合約74キロの海域で「射撃訓練」を実施すると無線で伝えてきたと発表した。同部は適切な方法で事前の警告がなかったとして「国際的慣例に公然と反している」と非難し、警戒・監視態勢を取ったと明らかにした。
発表によれば、26日午前、中国軍の戦闘機「殲11」や早期警戒管制機「空警500」、ドローンなど32機が海上で活動。うち22機が事実上の停戦ラインである中間線を越えるなどして台湾の北や南西の空域を飛行した。