停戦、軍事支援再開が焦点=首脳会談決裂後、初の本格協議―米・ウクライナ高官 2025年03月11日 20時06分

11日、サウジアラビア西部ジッダで協議に臨むルビオ米国務長官(左奥)、ウォルツ大統領補佐官(左手前)、ウクライナのイェルマーク大統領府長官(右手前)、シビハ外相(右奥)ら(AFP時事)
11日、サウジアラビア西部ジッダで協議に臨むルビオ米国務長官(左奥)、ウォルツ大統領補佐官(左手前)、ウクライナのイェルマーク大統領府長官(右手前)、シビハ外相(右奥)ら(AFP時事)

 【ワシントン時事】米国とウクライナ両政府は11日、サウジアラビア西部ジッダで高官協議を行った。侵攻を続けるロシアとの停戦や、ウクライナの鉱物資源権益に関する合意について議論。米側が和平実現に向けたウクライナの真意をただす一方、ウクライナは米国が停止した軍事支援の再開を求めたとみられる。
 米側はルビオ国務長官のほか、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)が代表を務め、ウクライナ側はイェルマーク大統領府長官、シビハ外相、ウメロフ国防相が出席。2月末の米ウクライナ首脳会談が口論の末に決裂して以降、両国の本格協議は初めて。イェルマーク氏は「協議は非常に建設的に始まった。公正で永続的な平和に近づくよう取り組んでいる」と通信アプリ「テレグラム」に記した。 

その他の写真

ホワイトハウスでトランプ米大統領(右)と会談するウクライナのゼレンスキー大統領=2月28日(AFP時事)
ホワイトハウスでトランプ米大統領(右)と会談するウクライナのゼレンスキー大統領=2月28日(AFP時事)

海外経済ニュース