トランプ氏、テスラ車購入=マスク氏への「支持示す」―米 2025年03月11日 22時31分

トランプ米大統領(左)が購入を決めたテスラ車。テスラを経営する側近のイーロン・マスク氏(右)と=11日、ホワイトハウス(AFP時事)
トランプ米大統領(左)が購入を決めたテスラ車。テスラを経営する側近のイーロン・マスク氏(右)と=11日、ホワイトハウス(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】トランプ米大統領は11日、実業家イーロン・マスク氏が経営する米電気自動車(EV)大手テスラの車の購入を決めた。トランプ氏の側近として政府の人員や予算の大幅削減に取り組むマスク氏への「信頼と支持を示すため」と説明している。民間企業へのあからさまな肩入れは物議を醸しそうだ。
 マスク氏は最近、政府機関の効率化を進める際の強引な手法や、欧州の極右政党への支持表明が各地で反感を買っており、テスラ車の販売急減を招いている。ドイツでの2月の販売台数は前年同月比76%減と大きく落ち込んだ。
 こうした動きについて、トランプ氏はSNSで「過激な左翼の狂った連中がテスラをボイコットしている」と非難。マスク氏と一緒に赤色のテスラ「モデルS」に乗り込み、「美しい、本当に素晴らしい!」と称賛する様子を投稿した。
 モデルSの価格は約8万ドル(約1180万円)から。トランプ氏はマスク氏から特別な割引は受けず、全額を小切手で支払うと述べた。 

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