舞台「千と千尋」受賞ならず=4部門ノミネート―英オリビエ賞 2025年04月07日 08時44分
【ロンドン時事】英演劇界で最も権威のある「ローレンス・オリビエ賞」の授賞式が6日夜、ロンドンで開かれた。宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の舞台版が4部門でノミネートされたが、受賞を逃した。
舞台版は新作演劇作品(エンターテインメント部門)、衣装デザイン、美術デザイン、音響デザインの各賞で候補に上がっていた。今年2月には、観客が投票する英演劇賞「ワッツオンステージ賞」で最優秀新作演劇賞を獲得していた。
「千と千尋」は2001年に映画が公開され、22年に日本で舞台化。英ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターのジョン・ケアード氏が演出を手がけた。海外初公演となったロンドン公演は昨年4月末から約4カ月間で観客30万人を動員。今年7~8月には中国・上海で上演を予定している。
宮崎監督のアニメ作品の舞台版では、23年に「となりのトトロ」がオリビエ賞6冠を達成している。