韓国大統領選、6月3日実施=与野党で出馬への動き加速 2025年04月08日 10時43分

【ソウル時事】韓国政府は8日の閣議で、尹錫悦前大統領の罷免に伴う大統領選を6月3日に実施すると決めた。憲法は罷免宣告から60日以内の大統領選実施を定めており、選挙戦を最も長く行える日程を選んだ形。候補者登録を5月10、11両日に行い、同12日から公式の選挙運動が始まる。
革新系最大野党「共に民主党」と保守系与党「国民の力」の二大政党の候補が選挙戦の軸になる見通し。各党は候補選びを急ぎ、月内にも党予備選を実施する。世論調査機関「韓国ギャラップ」が4日に発表した次期大統領にふさわしい人物の調査では、共に民主党の李在明代表が支持率34%とリードしている。
与党では、安哲秀議員が8日午前、ソウル市内で記者会見し、出馬を表明。与党で現在支持率トップの金文洙雇用労働相は8日、辞任を表明した。出馬準備を本格化させるとみられる。