ハマス、戦闘員3万人補充か=イスラエルの不発弾「再利用」も―報道 2025年04月21日 14時20分

パレスチナ自治区ガザ中部のブレイジ難民キャンプに集まるイスラム組織ハマスの戦闘員ら=2月7日(AFP時事)
パレスチナ自治区ガザ中部のブレイジ難民キャンプに集まるイスラム組織ハマスの戦闘員ら=2月7日(AFP時事)

 【カイロ時事】イスラエルメディアは20日、中東のテレビ局の報道として、パレスチナ自治区ガザでイスラエルと戦闘を続けるイスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」が、約3万人の若者を戦闘員として補充したと伝えた。事実なら、イスラエルのネタニヤフ政権が目指すハマス壊滅は、容易に達成できない可能性がある。
 新たに加入した戦闘員の大半は、既に秘密の軍事施設で訓練を受けた。ただ、ゲリラ戦やロケット弾発射、爆発物の敷設以上の軍事技術は有していないという。ハマスは現在、ドローンや長射程ミサイルといった武器が不足しているため、イスラエルの不発弾などを再利用して爆発物を製造しているとも報じられている。 

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