ガザ停戦、「米国案に同意」=米中東特使は否定―ハマス 2025年05月27日 09時19分

26日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、極度の栄養不良に陥り、手当てを受ける子ども(EPA時事)
26日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、極度の栄養不良に陥り、手当てを受ける子ども(EPA時事)

 【カイロ時事】AFP通信は26日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、米国が新たに示した停戦案にイスラム組織ハマスが同意したと報じた。ハマス関係筋の話として伝えた。ただ、ウィトコフ米中東担当特使は米ニュースサイト「アクシオス」に、ハマスの主張を否定。停戦交渉が前進するかは不透明だ。
 報道によると、70日間戦闘を停止し、ハマスがガザに拘束している人質58人のうち、10人を解放する案に同意したとしている。この案では、イスラエル軍は3月の戦闘再開前の位置まで後退。双方は恒久停戦に向けた協議を開始し、イスラエルが一方的に戦闘を再開しないよう米国は協議継続を監督するという。
 これに対し、アクシオスは、ウィトコフ氏が示した最新の停戦案について、期間は45~60日間で、生存する人質10人と、19人の遺体をハマスが引き渡す内容だと伝えた。 

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