マスク氏が公職離任会見=薬物使用疑惑に回答拒否―米 2025年05月31日 07時43分

【ワシントン時事】トランプ米政権で「政府効率化省(DOGE)」を率い、政府支出や官僚機構の縮減に取り組んだ実業家イーロン・マスク氏は30日、ホワイトハウスで離任会見を行った。政府特別職員の任期を間もなく終えると説明。「DOGEは時と共に強くなる」と語ったが、当初目標に掲げた1兆ドル(約144兆円)規模の財政赤字削減を達成することなく、政権を去った。
一方、ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は30日、マスク氏が昨年来、薬物摂取を深刻化させていたと報道。同氏は会見で事実関係を問われたが、回答を避けた。
会見に同席したトランプ大統領は「旧来のワシントンの手法に巨大な変革をもたらした」とマスク氏を称賛した。マスク氏は、退任後も「大統領の友人、相談役であり続ける」と語った。