ゲリラ攻撃相次ぎ19人死亡=旧左翼分派の犯行か―コロンビア 2025年08月23日 07時48分

 【サンパウロ時事】南米コロンビアで21日、ゲリラによるものとみられる攻撃が2件発生し、報道によると少なくとも19人が死亡した。いずれも旧左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」の分派による犯行とみられる。
 AFP通信などによると、西部カリの通りでトラックに仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも6人が死亡し、60人以上が負傷した。近くには軍の航空学校がある。現場で容疑者の男が逮捕された。この男はFARCから分裂したグループの構成員という。
 これに先立ち、北西部アンティオキア県の農村地帯で飛行中の警察ヘリが撃墜され、搭乗していた警官13人が死亡した。警察はコカインの原料となるコカの違法栽培を監視していた。FARCの別の分派が実行したとみられている。
 ペトロ大統領は、事件に関与したグループを「テロリスト集団」と非難。「地球上のどこにいようと責任を追及しなければならない」と訴えた。 

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