インド、国産戦闘機97機調達=ロシア製への依存低減 2025年09月25日 21時28分
【ニューデリー時事】インド国防省は25日、国産軽戦闘機「テジャス」を97機調達する契約を国営航空機メーカーと結んだと発表した。空軍の主力だった旧ソ連製「ミグ21」が老朽化による退役を控えており、入れ替えて近代化を図る。
購入総額は約6200億ルピー(約1兆400億円)で、2027~28年に納入が始まる予定。AFP通信によると、1度に発注した戦闘機の数としては過去最大級。
インドは伝統的友好国であるロシアに兵器調達を頼ってきた。ただ、ウクライナ侵攻の影響で納入遅れが指摘されており、ロシア製兵器への依存を低減する狙いもある。4月にはフランス製ラファール戦闘機26機を購入することで合意したと発表した。