パレスチナ議長、全国家による承認求める=トランプ氏との協力訴え 2025年09月26日 05時51分

【ニューヨーク時事】パレスチナ自治政府のアッバス議長は25日、国連総会で演説し、英仏などが新たにパレスチナを国家承認したことへの謝意を示し、「まだ認めていない全ての国に承認を強く求める」と呼び掛けた。トランプ米政権がビザ発給を拒否したことで、事前収録形式での演説となった。
アッバス氏は「トランプ大統領をはじめ、サウジアラビア、フランス、国連や全てのパートナーと平和への計画を遂行する用意がある」と述べ、親イスラエルの米国を含む各国との協力姿勢を訴えた。イスラム組織ハマスによる2023年10月の対イスラエル奇襲攻撃を改めて非難し、将来のパレスチナ自治区ガザの統治に「ハマスが関わることはない」と述べた。ビザが発給されなかったことへの言及はなかった。