対EU車関税、8月に遡及適用=15%、米政府が貿易合意で通知 2025年09月26日 06時47分

左から米国旗とEUの旗(AFP時事)
左から米国旗とEUの旗(AFP時事)

 【ワシントン時事】米政府は25日、欧州連合(EU)との貿易交渉での合意に関する通知を官報に掲載した。自動車関税は27.5%から15%に引き下げられ、8月1日にさかのぼって適用。15%の相互関税の発動は9月1日とした。
 米EUは7月下旬に貿易交渉が妥結。EUに対する自動車関税と相互関税を15%とすることで合意した。自動車関税については日本と異なり、8月1日以降に米国が輸入した製品について、遡及(そきゅう)して15%を適用する。
 相互関税は日本と同様に、既存の税率が15%を上回る品目には課されず、下回る品目についてのみ15%を適用。航空機・同部品や後発医薬品(ジェネリック)のほか、コルクをはじめ米国にとって入手困難な品目の関税は上乗せしない。 

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