正恩氏「核戦力は絶対不変」=非核化拒否、米譲歩狙いか―北朝鮮 2025年09月27日 09時45分

【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は26日、科学者らと核兵器製造に関する会議を開いた。正恩氏は「強力な抑止力、すなわち核戦力を中軸とする力による平和の維持と安全保障の論理はわれわれの絶対不変の立場だ」と主張。非核化を拒否する方針を改めて強調した。朝鮮中央通信が27日伝えた。
トランプ米大統領との米朝交渉を視野に、米国の譲歩を引き出す狙いがあるとみられる。正恩氏は21日に最高人民会議(国会に相当)で行った演説に触れながら「核対応態勢を進化させ続けることは、国の安全のために必須の最優先課題であり、われわれが堅持すべき義務だ」と訴えた。