8月27日 パウエル議長ジャクソンホールで公演 2021年08月28日 13時26分
「今年中にテーパリング開始が適切」、パウエル議長ジャクソンホールで公演
FRBパウエル議長は、8月27日、FRB主催の国際シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、米国経済ついてインフレと雇用を中心に歴史的背景および現状について深い分析をしたうえで、7月のFOMCでほとんどのメンバーが今年中にテーパリング開始が適切との見解を示したと述べました。
- 7月のFOMCで私を含めほとんどのメンバーが、米国経済が予想通りの進展を見せれば、今年中に資産購入ペースの縮小を開始することが適切との見解を示した。
- 7月の雇用統計は好調だったが、一方でデルタ株の拡大によるリスクを注意深く見極める必要がある。
- 最大雇用の達成にはなお多くの課題が残されている。
- 資産購入の縮小は利上げのタイミングへの直接的なシグナルとはならない。利上げに際してはより厳格なテストが必要。
- 資産購入が終了した後も、金融環境を支えるため長期国債の保有高は維持する。
- これまで述べてきた通り、インフレ率が2%に達し、暫くの間2%を適度に超える軌道に乗るまでFF金利のターゲットレンジを現在の水準に維持する。
- インフレ率が2%に達したかどうかの判断は時間が解決してくれる。
[ゴールデンチャート社]2021年8月28日
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