マリーズ・コンデさん死去=カリブ出身の仏作家、90歳 2024年04月02日 20時34分

仏作家マリーズ・コンデさん=2015年5月、ロンドン(AFP時事)
仏作家マリーズ・コンデさん=2015年5月、ロンドン(AFP時事)

 マリーズ・コンデさん(カリブ海に浮かぶフランス海外県出身の作家)仏メディアによると、1日夜から2日未明に南仏アプトの病院で死去、90歳。アフリカや奴隷を題材にした小説で知られ、ノーベル文学賞候補としても取り沙汰された。
 1934年、仏海外県グアドループ生まれ。10代でパリに渡り、アフリカでの長期滞在を経て本格的な執筆活動を始めた。80年代に代表作の「セグー」「生命の樹」「わたしはティチューバ」などを発表した。
 米コロンビア大学で仏語圏の文学を教えた。ノーベル文学賞の発表が選考組織のスキャンダルで見送られた2018年には、スウェーデンのジャーナリストらでつくる団体から代替賞「ニューアカデミー文学賞」を授与された。 

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