米テスラ株主、マスク氏を提訴=株1.2兆円売却、インサイダーか 2024年06月01日 12時23分

 【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)が2022年、75億ドル(約1兆1800億円)相当の同社株を売却したことがインサイダー取引に当たるとして、株主から提訴されたことが31日、分かった。株主は不正取引で得た売却益の返還を求めている。
 提訴は30日付。米東部デラウェア州の裁判所に訴えを起こした。
 訴状によると、マスク氏はテスラの22年第4四半期(10~12月期)の新車販売台数が目標に届かないとの内部情報を入手。同年11、12月に保有株の一部を手放し、約30億ドル(約4700億円)の不正な利益を得たとされる。株主は「マスク氏はテスラでの地位を悪用した」と非難している。 

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