スペースXで帰還の可能性=ボーイング宇宙船不具合で 2024年08月08日 07時20分
【ニューヨーク時事】米航空宇宙局(NASA)は7日、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士2人について、往路で搭乗した米ボーイング社の新型宇宙船「スターライナー」ではなく、米スペースX社の「クルードラゴン」を使って地球に帰還させる代替案を検討していると明らかにした。その場合、帰還は来年となる可能性があるという。
スターライナーは6月、本格運用に向けた初の有人試験飛行として2人を乗せて打ち上げられた。しかし、飛行中にヘリウム漏れなどの不具合が発生。当初約1週間の予定だったISS滞在は、原因究明に時間をかけるとして2カ月に及んでいる。