ウクライナ協議「一時停止」=双方の溝深く―ロ報道官 2025年09月12日 22時36分
ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、ウクライナとの間で3年ぶりに再開していた直接協議が「一時停止」状態にあると記者団に語った。プーチン政権がウクライナ軍撤退と領土割譲を求めるなど、双方の溝が深まっているのに加え、ロシア軍が猛攻を続け、ゼレンスキー政権が態度を硬化させていることが背景にありそうだ。
ペスコフ氏は、直接協議について過度に楽観したり、即時解決を期待したりしてはならないと指摘。「ロシアは今も対話の用意がある」としつつ、欧州諸国が妨害していると主張した。「安全の保証」を巡る英仏主導のウクライナ派兵計画にロシアは反発している。