容疑者の男を「拘束」=米活動家銃撃でトランプ氏 2025年09月12日 21時16分

10日、米西部ユタ州オレムのユタバレー大学で開かれたイベントに参加する保守活動家チャーリー・カーク氏(ロイター時事)
10日、米西部ユタ州オレムのユタバレー大学で開かれたイベントに参加する保守活動家チャーリー・カーク氏(ロイター時事)

 【ワシントン、シリコンバレー時事】トランプ米大統領は12日、西部ユタ州で起きた保守活動家チャーリー・カーク氏の銃撃事件で、容疑者の男が拘束されたと明らかにした。FOXニュースの番組に出演し、語った。複数の米メディアは拘束されたのは同州に住むタイラー・ロビンソン容疑者(22)と報じた。
 トランプ氏は事件に関し問われ、「彼(容疑者)を捕まえたと思う」と語った。動機や背後関係については明らかにしなかった。容疑者について「死刑になることを願う」と述べた。CNNテレビは容疑者が父親に犯行を告白したと伝えた。
 カーク氏は10日、ユタ州のユタバレー大学でのイベントに出演していた最中に銃撃を受け、死亡した。当局は重要参考人として若い男とみられる重要参考人の画像を公開。有力な情報提供に最高10万ドル(約1470万円)の懸賞金を支払うとして、行方を追っていた。現場付近の森林から、銃撃に使われたとみられる高性能のライフル銃なども回収していた。
 トランプ氏は事件後、カーク氏を糾弾してきた「急進左派」の言説が直接の原因になったと主張していた。また、文民最高位の「大統領自由勲章」を授与すると発表していた。 

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