米拘束の韓国人が帰国=チャーター機で、日本人も同乗 2025年09月12日 18時10分

【ソウル時事】米南部ジョージア州に韓国企業が建設中の工場で移民当局の摘発を受け一時拘束された330人を乗せたチャーター機が12日午後(日本時間同)、ソウル近郊の仁川国際空港に到着した。
韓国政府によると、330人の内訳は韓国人316人のほか、日本人3人を含む外国籍の14人。空港で韓国政府高官らの出迎えを受けた。
米移民税関捜査局(ICE)は4日、現代自動車と韓国のLGエナジー・ソリューションが共同で建設中の電気自動車(EV)用の電池工場に摘発に入り、不法就労などの疑いで計475人を拘束した。
トランプ米政権が巨額の投資を求める中、韓国では企業活動への影響を懸念する声が高まる。李在明大統領は11日の記者会見で、「米国で工場を建設する際に不利益や困難があれば、企業は悩まざるを得ない」と指摘した。