「揺るがない協力関係構築が使命」=韓国の朴大使着任 2024年08月09日 14時14分
韓国の朴※(※吉を2つ横並び)熙駐日大使(61)が9日、着任した。羽田空港で記者団に、尹錫悦政権下での日韓関係改善を踏まえ「このモメンタム(機運)を生かし、揺るがない、後退しない韓日関係をつくることが私の使命だ」と抱負を語った。
「韓日は2国間にとどまらず、地域、グローバルの多元的領域で協力が拡大、深化している」と指摘。「こうした動きをさらに加速させていく」と表明した。
また、来年が日韓国交正常化60年の節目となることについて「韓日関係を一層アップグレードさせ、新しい未来を開く絶好のチャンスだ」と強調。「もう少し成熟した韓日関係にするために、両国民が(良好な関係を)体感できるさまざまな事業を見つけ、推進していく」と述べた。
尹政権で任命された駐日大使は朴氏が2人目。日本政治に精通した学者で、日本語も堪能だ。ソウル大日本研究所長、韓国の現代日本学会会長、国立外交院長などを歴任。尹氏の大統領選ではブレーンとして、対日政策立案の中心的役割を担った。