海底ケーブル切断で船長勾留=台湾 2025年02月27日 20時49分

【台北時事】台湾南部・台南沖で中国人8人が乗った貨物船が海底通信ケーブルを切断したとされる事件で、台南地方法院(地裁)は27日、「犯罪嫌疑は重大だ」として船長の勾留を決めた。台湾当局は船を拿捕(だほ)して市内の港に係留し、他の船員も監視下に置いている。
海巡署(海上保安庁に相当)によると、トーゴ船籍の貨物船「宏泰」は25日未明、台南市沖約11キロの海域でいかりを下ろし、台湾本島と台湾海峡の澎湖諸島を結ぶケーブルを切断した電信管理法違反の疑いがある。船長は台南地検の取り調べに対し、容疑を否認している。