ロ軍加勢の中国人捕虜に=6人が交戦―ウクライナ大統領 2025年04月08日 21時45分

ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、同国東部ドネツク州でロシア軍に加勢した中国人2人を捕虜にしたと発表した。ゼレンスキー氏がロイター通信などに語ったところによると、2人はウクライナ軍と交戦した中国人部隊6人の一部という。
ロシア軍は、義勇兵として「友好国」などの外国人らを採用し、ウクライナ侵攻に参戦させている。ウクライナ側の主張が事実である場合、前線に至った経緯は不明だが、中国人が捕虜となるのは初めてとみられる。
ゼレンスキー氏はSNSで「侵略軍に加わる中国人はもっと多いという情報がある」と指摘。外務省に対し、中国側に即時通報するよう指示した。その上で「プーチン(大統領)が何でもするということを明確に示している」と批判し、欧米など国際社会による対ロ圧力強化を呼び掛けた。