ウクライナ大統領、ドローン攻撃認める=対ロ協議で譲歩迫る狙いか 2025年06月02日 07時45分

1日、ロシア・シベリア南部イルクーツク州で、ドローン攻撃により立ち上る煙(同州知事のテレグラムより)(ロイター時事)
1日、ロシア・シベリア南部イルクーツク州で、ドローン攻撃により立ち上る煙(同州知事のテレグラムより)(ロイター時事)

 ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、同国保安局(SBU)が主導し、ロシア各地の空軍基地にドローン攻撃を行ったと認めた。基地に配備された戦略爆撃機の「34%」が損傷したと発表。準備にはロシア国内の拠点も使い、1年半以上かけたと述べた。
 2日にトルコ・イスタンブールで予定される直接協議を控え、ロシアとウクライナの戦闘は激しさを増している。協議で双方が主張する和平に向けた立場には大きな隔たりがある。ウクライナは攻撃を強めることで、ロシアに譲歩を迫る狙いがあるもようだ。 

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