李在明氏優勢に共に民主党歓喜=静まり返る与党指導部―韓国大統領選 2025年06月03日 21時55分

3日夜、ソウル市内の国会で、韓国大統領選に立候補している革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表の優勢が伝えられ、喜ぶ同党幹部ら
3日夜、ソウル市内の国会で、韓国大統領選に立候補している革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表の優勢が伝えられ、喜ぶ同党幹部ら

 【ソウル時事】韓国大統領選の開票状況を見守ろうと、革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表と保守系与党「国民の力」の金文洙前雇用労働相の各陣営では、党幹部や国会議員らが3日夜、国会に集まった。午後8時(日本時間同)、李氏陣営では、投票締め切りと同時にテレビ局の予測得票率で李氏の優勢が伝えられると歓声が湧き、時折「李在明!」コールも響き渡った。
 李氏陣営の常任総括選対委員長、朴賛大党代表代行はKBSテレビのインタビューで「国民が尹錫悦(前大統領)と内乱勢力に審判を下した」と興奮を隠さなかった。「尹政権の3年間で破綻した民生(国民生活)と経済を回復してほしいという熱望が李在明(氏)に向けられた」と強調した。
 一方、国民の力幹部らは、金氏劣勢の報に静まり返り、硬い表情のままだった。共同選対委員長の羅卿※(※王ヘンに爰)議員はKBSに「多少衝撃的だ」と語り、「やや劣勢と思っていたが、かなり大きな差が出たのは非常に残念だ」と肩を落とした。党公認候補を巡る韓悳洙前首相との一本化失敗を念頭に「党内の混乱で遅れて選挙運動を始めたため時間が短過ぎた」と振り返った。
 保守系野党「改革新党」の李俊錫議員は国会に姿を見せ、集まった党関係者らを前に「結果への責任は私にある。1年後に迫った地方選で党が躍進することを期待する」と述べた。 

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3日、ソウル市内の国会で、韓国大統領選に立候補している保守系与党「国民の力」の金文洙前雇用労働相の劣勢が報じられ、静まり返る党幹部ら(EPA時事)
3日、ソウル市内の国会で、韓国大統領選に立候補している保守系与党「国民の力」の金文洙前雇用労働相の劣勢が報じられ、静まり返る党幹部ら(EPA時事)

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