トランプ米大統領、ガザ停戦「週内決着」に期待=イスラエル軍撤収巡り対立 2025年07月14日 14時25分

イスラエル軍の攻撃があったパレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで、がれきと化した家屋=13日(AFP時事)
イスラエル軍の攻撃があったパレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで、がれきと化した家屋=13日(AFP時事)

 【カイロ時事】トランプ米大統領は13日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉に関し、「週内に決着することを望む」と語り、早期の進展に改めて期待感を示した。AFP通信などが報じた。ただ、双方の立場の隔たりは大きく、合意への道筋は見えていないのが実情だ。
 イスラエルとハマスは仲介国カタールで間接交渉を実施。米国が提示した60日間の停戦案を議論したが、イスラエル軍の撤収範囲を巡って対立している。
 ロイター通信によると、イスラエルは、ガザの40%以上の領域を支配し続ける計画を提示した。これに対し、イスラエル軍の完全撤収を求めているハマスは拒否した。また、イスラエルのネタニヤフ首相は13日、ガザに残る人質全員の解放やハマスの解体といった要求については譲歩しないと重ねて表明した。 

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