サムスン会長の無罪確定=経営権継承巡る不正疑惑―韓国最高裁 2025年07月17日 15時50分

サムスン電子の李在鎔会長=2月3日、ソウル(AFP時事)
サムスン電子の李在鎔会長=2月3日、ソウル(AFP時事)

 【ソウル時事】韓国サムスングループの経営権継承を目的に、系列会社の株価を不正操作したとして、グループトップの李在鎔サムスン電子会長が資本市場法違反などの罪に問われた事件は17日、李氏の無罪が確定した。最高裁が検察側の上告を棄却した。
 李氏はサムスン電子副会長だった2015年に系列会社の合併を行った際、グループへの支配力を高めるため、株価操作などを指示したとして20年に在宅起訴された。一、二審の判決は無罪で、最高裁は「法理の誤解はない」として検察側の訴えを退けた。 

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