中国外相、インド首相と会談＝習主席との協議要請か 2025年08月19日 22時41分
【ニューデリー時事】インドを訪れている中国の王毅共産党政治局員兼外相は１９日、ニューデリーでモディ首相と会談した。３１日～９月１日に天津で開かれる上海協力機構（ＳＣＯ）首脳会議に出席予定のモディ氏に対し、習近平国家主席との個別会談を要請したとみられ、モディ氏は同会議に合わせた「次回の会合を楽しみにしている」とＸ（旧ツイッター）に投稿した。
王氏はこれに先立ち、ドバル国家安全保障担当補佐官と懸案の国境問題を話し合った。１８日にはジャイシャンカル外相とも面会。中国外務省によれば、王氏はトランプ米政権の高関税政策を念頭に「一方的ないじめがまん延している」と述べた。
インドメディアによると、王氏は４月から輸出を規制していたレアアース（希土類）のインド向け供給を再開する姿勢を示した。
ジャイシャンカル氏は、中印は「多国間主義」を堅持し、世界経済の安定を維持しなければならないと訴えた。「台湾は中国の一部」とも発言したという。