米大統領、ロシアに制裁強化警告=2週間以内に「重要な決断」 2025年08月23日 06時46分

トランプ米大統領=22日、ワシントン(EPA時事)
トランプ米大統領=22日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は22日、ホワイトハウスで記者団に対し、ロシアの侵攻が続くウクライナでの和平合意の実現見通しを2週間以内に見極めた上で「非常に重要な決断」を下す考えを示した。対ロ制裁強化を警告したが、何ら措置を講じない可能性にも言及している。
 トランプ氏は「重要な決断」について、「大規模な制裁か関税かその両方か」と述べた。2週間以内に「ロシアとウクライナの態度が分かる」と指摘し、会談が実現しなかった場合「興味深い展開になるだろう」と語った。
 ただ、トランプ氏はこれまでも対ロ制裁強化の可能性を示唆しつつ、実施に移さなかった経緯がある。「あなた方の戦いだと言って、何もしない」可能性にも言及している。 

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