米雇用、7万3000人増=過去2カ月大幅下げ、急速な悪化鮮明に―7月 2025年08月01日 21時34分

米労働省=ワシントン(AFP時事)
米労働省=ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米労働省が1日発表した7月の雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比7万3000人増だった。伸びは前月から拡大したものの、市場予想(11万人増)を下回った。
 労働省は5月と6月の就業者数の増加幅を計25万8000人分、大幅に下方修正。6月は前月比1万4000人、5月は同1万9000人のわずかな増加にとどまった。米国の労働市場が急速に悪化したことが鮮明となった。失業率は4.2%と0.1ポイント上昇した。
 7月の業種別の就業者数は、連邦政府が1万2000人減。トランプ大統領は政府機関の縮小と職員削減を進めており、政権が発足した1月からの減少幅は計8万4000人に達した。トランプ氏が振興を目指す製造業は1万1000人減だった。 

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