FRB次期議長選びに着手=「独立性は重要」―米財務長官 2025年07月16日 07時56分

ベセント米財務長官=14日、ワシントン(EPA時事)
ベセント米財務長官=14日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】ベセント米財務長官は15日、ブルームバーグテレビのインタビューで、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に関し、「公式の選定作業が既に始まっている」と明らかにした。また、FRBの金融政策運営で、独立性の重要さを認めた。
 パウエル現議長の任期は来年5月まで。ベセント氏はこれまで、次期議長に関し、今秋にも指名される可能性があるとしていた。トランプ大統領やホワイトハウス高官が、FRBへの利下げ圧力を強める中、後任選びも前倒しで進んでいるもようだ。
 ベセント氏は次期議長候補に関し、「FRBの内部にも外部にも立派な候補がたくさんいる」とし、「最終的にはトランプ氏が決める」と語った。米紙の報道では、ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長やウォーシュ元FRB理事らが候補として取り沙汰されている。
 ベセント氏自身の名前も挙がる。ただ、トランプ氏は15日、記者団からベセント氏が議長候補に含まれるか問われたのに対し、「選択肢だが、(財務長官としての)働きぶりが気に入っている」と話した。 

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