〔東京株式〕もみ合い継続=利食いが上値抑える(22日後場中盤) 2024年11月22日 14時02分
(13時53分)日経平均株価は3万8000円台前半でのもみ合い状態が続いている。後場寄り後に伸び悩み、3万8300円を割ると買いが入って再び上げ幅を広げたが、前場高値には届かない。前日までの下落により10月以降のレンジ下限付近まで押されており、値頃感はありそうだが、「この水準でも利食いが出てくる。投資家は株価の底打ち・反転を確信できないのだろう」(国内証券)という。欧州は国内経済が停滞し、米国もトランプ次期政権の政策には不透明感があるが、「日本市場はボラティリティーが高く、今は海外勢の買いが向かう先になりにくい」(同)ようだ。
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比388円66銭高の3万8414円83銭で始まった。前場の好地合いを引き継いで幅広い業種が上昇し、日経平均はこの日の高値圏でもみ合っている。
(前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比389円15銭高の3万8415円32銭、東証株価指数(TOPIX)は21.53ポイント高の2704.34と、ともに反発。米国株の上昇を受けて買い戻しが入った。ドルの対円相場が東京時間に入って底堅さを見せたことも、株価のサポート要因になった。
77%の銘柄が値上がりし、19%が値下がりした。出来高は8億1346万株、売買代金は1兆8109億円。
業種別株価指数(33業種)は石油・石炭製品、繊維製品、サービス業、非鉄金属などが上昇。下落は医薬品など3業種。
【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高2億2084万株。
【グロース】グロース250とグロースCoreは小幅高。
(10時00分)日経平均株価は小幅なレンジ内で上下しながらもプラス圏を維持するなど、しっかり。20日の決算発表を経て時間外取引で下落していたエヌビディア株が21日の通常取引で上昇し、「投資家心理がやや楽観に傾いた」(大手証券)という。ただ、日経平均は今のところ前日の陰線の中での上昇にとどまっており、「リターンリバーサル的な動きが中心だろう」(国内証券)との指摘もある。
(寄り付き)日経平均株価は前日比120円81銭高の3万8146円98銭と反発して始まった。前日の米国株の上昇を引き継ぎ、買いが先行している。