〔東京株式〕急落=米株安に追随(11日前場) 2025年04月11日 11時46分

 (前引け)【プライム】前日の米株安に追随し、幅広い銘柄で売りが優勢となった。日経平均株価の午前の終値は前日比1460円55銭安の3万3148円45銭と大幅に下落。一時は1900円超安まで売り込まれた。東証株価指数(TOPIX)は107.89ポイント安の2431.51。トランプ米大統領が相互関税の上乗せ分について、報復措置を講じていない貿易相手国への発動を90日間停止すると発表し、前日の東京市場で株価は大幅に上昇していた。ただ、トランプ氏は徹底抗戦の構えを見せる中国に対する強硬姿勢を変えておらず、米中対立の激化による世界経済減速への警戒感が広がっている。
 93%の銘柄が値下がりし、値上がりは7%にとどまった。出来高は11億0668万株。売買代金は2兆5195億円。
 業種別株価指数は33業種すべて下落。保険業、銀行業、輸送用機器、電気機器、石油・石炭製品の下落率が大きかった。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は下落。出来高は1億4729万株。
 【グロース】グロースCore、グロース250はともに反落。

 (10時05分)日経平均株価は急落。下げ幅は一時前日比1900円を超え、3万3000円を割り込んだ。前日の米国市場では、主要株価指数が軒並み下落。特に半導体株の大幅な値下がりが響き、東京市場も全面安の展開となった。米国は関税を巡り中国に対する強硬姿勢を崩しておらず、「世界経済を揺るがすトランプ米政権への不安感が根強い」(大手証券)という。
 為替相場で円高が進んだことも相場を圧迫し、自動車を含む輸出関連株が大きく値を下げている。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比657円75銭安の3万3951円25銭と下落して始まった。前日の米株安を嫌気し、幅広い業種で売りが先行している。その後下げ幅は一時、1800円超に広がっている。

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