〔NY外為〕円、157円台後半(1日朝) 2024年05月01日 22時09分

 【ニューヨーク時事】1日午前のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を控えて様子見姿勢が強まる中、円相場は1ドル=157円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は157円70~80銭と、前日午後5時(157円76~86銭)比06銭の円高・ドル安。
 この日まで開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きがほぼ確実視されている。最近発表の米主要経済指標で経済の底堅さやインフレの根強さが示されたことを背景に利下げ後ずれ観測が拡大する中、FOMC後に公表される声明やパウエルFRB議長の記者会見から今後の金融政策の方向性を探りたいとの思惑が強く、動意薄となっている。
 米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した4月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月比19万2000人増となり、市場予想(17万5000人増=ロイター通信調べ)を上回った。米雇用情勢の堅調さを示唆する内容だったことを受け、発表後に円売りが強まる場面もあった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0680~0690ドル(前日午後5時は1.0661~0671ドル)、対円では同168円60~70銭(同168円18~28銭)と、42銭の円安・ユーロ高。

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