〔米株式〕NYダウ大幅反発、一時500ドル超高=ナスダックも高い(1日午後) 2024年05月02日 04時16分

 【ニューヨーク時事】1日午後のニューヨーク株式相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けて、FRBが改めてタカ派的な姿勢を強めるとの懸念が後退し、大幅反発している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の前日終値比での上げ幅は一時500ドルを超えた。午後2時54分現在は486.70ドル高の3万8302.62ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は213.23ポイント高の1万5871.05。
 FRBは前日から2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、6会合連続で政策金利の据え置きを決定した。FOMC声明には、インフレ鈍化について「ここ数カ月、進展がない」と明言。一方、FRBの保有資産の縮小ペースを緩和することを決めた。パウエルFRB議長は会合後の会見で、次の政策変更が「利上げの可能性は低い」と明言。市場では、警戒していたほどタカ派寄りではなかったと受け止められ、買い安心感が広がった。

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