対印係争地に30の「新地名」=中国、領有主張強める 2024年04月02日 17時54分
【北京時事】中国民政省は3月30日、インドとの国境係争地における30の「新地名」を発表した。習近平政権が主張する領有権の裏付けを図るのが狙いで、いずれも標準中国語の表記と発音が付与されている。
対象となっている地域は、インドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州。中国は同州を「南チベット」と呼び、チベット自治区の一部と主張している。30の地名には居住地のほか山や河川などが含まれ、民政省は公式サイトで新地名を加えた詳細な地図を公表した。