台湾前総統、広東省トップと面会=習氏会談へ地ならしか 2024年04月02日 23時07分
【香港時事】台湾の馬英九前総統は2日、訪問先の中国広東省広州で、同省トップの黄坤明・省共産党委員会書記と面会した。黄氏は党政治局員で、習近平国家主席に近い。馬氏は8日に北京で習氏と会談する可能性があると報じられており、黄氏との面会はその地ならしとの見方も出ている。
香港メディアによると、馬氏は黄氏との面会で、広東省が「国父」孫文の故郷であることに触れた上で、台湾海峡の両岸(中台)が協力して平和を追求することに期待を表明。「これは両岸の中国人にとって避けられない責任だ」と述べた。