「日系人との絆、次世代に」=故イノウエ氏しのび植樹―岸田首相 2024年04月10日 08時03分
【ワシントン時事】岸田文雄首相は9日、ワシントン市内の全米日系米国人記念碑を訪れ、故ダニエル・イノウエ元上院議員の生誕100年を記念する植樹を行った。首相は故人の功績をたたえ、「日系人との絆を次世代につなぎ、日米関係の礎を強固にしていく」と強調した。
植樹にはイノウエ氏の息子ケン氏のほか、日系のメイジー・ヒロノ上院議員(民主党)らが出席。ケン氏は首相に謝意を示し、「敵国だった日米が今は同盟国であることの証明だ。父も喜ぶでしょう」と語った。
イノウエ氏は第2次大戦に出征。1959年の下院議員選で初当選し、日系初の連邦議会議員となった。その後は上院議員に転じ、2012年12月に死去するまで日米関係の発展に大きな足跡を残した。