米比「3プラス3」を開催=南シナ海協議、防衛義務確認 2024年04月13日 09時05分
【ワシントン時事】米フィリピン両政府は12日、外務・防衛閣僚と国家安全保障担当高官が出席した初めての会合をワシントンで開催した。会合後には共同声明を発表。米国は覇権主義的動きを活発化させる中国を念頭に、南シナ海でのフィリピンの軍や沿岸警備隊への攻撃が、対比防衛義務を定めた米比相互防衛条約の適用対象になると確認した。
会合は安全保障協議委員会(2プラス2)を拡大した枠組みで、「3プラス3」と呼ばれる。米国からはブリンケン国務長官、オースティン国防長官、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)、フィリピンからはマナロ外相、テオドロ国防相、アニョ国家安全保障顧問が出席した。