休戦合意へ「最後のチャンス」=イスラエル、進展なければラファ侵攻 2024年04月27日 08時10分

26日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファの避難民キャンプで、テント近くにある下水の水たまりのそばを歩く子供(EPA時事)
26日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファの避難民キャンプで、テント近くにある下水の水たまりのそばを歩く子供(EPA時事)

 【カイロ時事】米ニュースサイト「アクシオス」は26日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止を巡るイスラエルとイスラム組織ハマスの間接交渉で、イスラエルが仲介役のエジプト側に、ハマスとの合意に関し「最後のチャンスだ」と伝えたと報じた。進展しなければ、イスラエルはガザ最南部ラファへの地上侵攻に取りかかるという。
 エジプト代表団は26日にイスラエル入りし、ハマスが拘束する人質の解放などについて議論。イスラエルのラファ侵攻で、多数のパレスチナ人が越境して流入する事態を懸念するエジプトは、人質解放を含む合意締結を進め、侵攻を避けたい思惑がありそうだ。 

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