真意は「米が移民の国」=バイデン氏発言で釈明―高官 2024年05月03日 05時29分

 【ワシントン時事】バイデン米大統領が日本を中国やロシアと並べて「外国人嫌い」の国だと述べたことを巡り、ホワイトハウス高官は2日、釈明に追われた。ジャンピエール大統領報道官は記者会見で「米国が移民の国であるということが趣旨だ」と説明した。
 問題の発言は1日、ワシントンで行われた非公開の選挙集会で、バイデン氏が米経済成長の源泉は移民受け入れにあると説明する文脈で飛び出した。同氏は「なぜ中国経済はこれほど失速している。なぜ日本は苦労している。ロシアは。インドは。それは彼らが外国人嫌いだからだ。移民を嫌がっている」と述べた。
 2日に行われた二つの会見で記者団は「同盟国に使うには軽蔑的な言葉だ」「日本やインドを取り上げることは生産的か」などとバイデン氏の真意をただした。カービー大統領補佐官(広報担当)は「大統領がどれほど敬意を表しているか、同盟国はよく分かっている」と強調した。 

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