プーチン氏、戦術核演習を指示=「西側への対抗措置」 2024年05月06日 18時42分
ロシアのプーチン大統領は、欧州を射程に収める戦術核兵器の演習実施を指示した。国防省が6日、発表した。西側諸国による「挑発的発言」への対抗措置としている。ペスコフ大統領報道官はこれに関し、フランスのマクロン大統領がウクライナ派兵の可能性に言及したことが念頭にあると説明した。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)に加盟。NATOは今年、冷戦終結後で最大規模の軍事演習を実施中だ。ロシアには、こうした動きを踏まえ、核兵器使用をちらつかせてNATOを威嚇する狙いがあるもようだ。