中国、日米共同発表に申し入れ=日本は「諸懸案」に立場説明 2024年07月31日 11時54分
【北京時事】中国外務省は31日、劉勁松アジア局長が30日に在中国日本大使館の次席である横地晃公使を呼び、日米両政府の共同発表などに対し「厳正な申し入れ」を行ったと明らかにした。劉氏は、「深刻な懸念と強烈な不満」を表明。日本大使館によれば、横地氏は「中国を巡る諸懸案」について日本の立場を説明した。
日米は、28日に都内で開いた外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の共同発表で、中国は「自らの利益のために国際秩序をつくり変えようとしている」と指摘した。劉氏は、中国に対する誹謗(ひぼう)中傷で日中の戦略的互恵関係の推進と「相矛盾する」と非難した。