犯行前、カーク氏への反感口に=拘束のロビンソン容疑者―米保守活動家射殺 2025年09月13日 08時33分

米西部ユタ州で起きた保守活動家射殺事件で、拘束されたタイラー・ロビンソン容疑者(治安当局が12日公開)(ロイター時事)
米西部ユタ州で起きた保守活動家射殺事件で、拘束されたタイラー・ロビンソン容疑者(治安当局が12日公開)(ロイター時事)

 【シリコンバレー時事】米保守活動家チャーリー・カーク氏(31)が射殺された事件で、連邦捜査局(FBI)と地元当局は12日の記者会見で、拘束されたタイラー・ロビンソン容疑者(22)が犯行前、家族に対しカーク氏への反感を口にしていたと明らかにした。捜査当局は現時点では単独犯とみており、動機や事件の背景について解明を進める。
 複数の米メディアによると、ロビンソン容疑者は西部ユタ州出身。州南部のディキシー工科大学に通う3年生で、電気技師の課程を受講していた。2021年には優秀な成績で奨学金を得てユタ州立大学に一時在籍していた。
 容疑者は有権者登録はしていたが、どの政党にも属していなかった。ただ当局によると、家族はロビンソン容疑者が近年「政治的になっていた」と話しているという。犯行に使用したと思われるライフル銃と共に回収された薬きょうには、反ファシズム思想などを示唆する文言が刻まれていた。 

海外経済ニュース